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etrexのポイント数制限をなんとかする方法

久々の投稿です。
ブルベのルート管理に活躍するetrexですが、制限事項として、ルートとして表示できるポイント数上限が10000までとなっています。
どういうことかというと、ルートラボやRideWithGPSなどで作成したGPXファイルに含まれる<trkpt>タグが10000を超えると、超えた分はルートとして画面に表示されなくなります。

ひとつのGPXファイルに含まれる<trkpt>タグの数は通るルートや作成した方法によりまちまちです。クネクネ山道の多いルートは、直線ばかりのルートよりも、同じ距離で比べるとポイント数が多くなります。
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上の画像のように、RWGPSなどで引いたルートを拡大すると、細かな直線で構成されていることが分かります。線で繋がってルートを構成する点がGPXファイルに出力したときの<trkpt>タグに相当し、緯度、経度、高度などの情報が含まれています。

etrexの10000ポイント制限は厄介で、制限を超えたGPXを読ませても、警告やエラーの表示はありません。画面上では10000ポイントまでの軌跡は表示されますが、10000ポイント以降の軌跡は表示されず、気づかないでいるとブルベの途中でルート案内が消失することになります。

GPXファイルに含まれるポイント数を調べる方法はいくつかあります。単純な方法としては、テキストエディタで行数を調べる方法があります。
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画像はテキストエディタでGPXファイルを開いたところです。青く囲われたところが<trkpt>タグで、ポイント1つ分です。
1ポイントが3行ですので、全体の行数の約1/3がポイント数になります。ヘッダなどがありますので正確なポイント数とは異なりますが、ざっくりした数が分かれば用は足ります。
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ファイルの末尾までスクロールしました。77280行はポイント数にするとざっくり26000くらいです。
10000ポイントをかなりオーバーしてますので、このGPXファイルをetrexに入れても全体の半分程度しか表示されません。
作成したルートがポイント制限を超えていた場合、対策は概ね『ルートを分割する』か、『ポイント数を削減する』のいずれかになります。
私は以前はルートを分割していましたが、ここ1年ほどはツールでポイント数を削減するようになりました。方法をご紹介します。

使用するのは、Garmin純正の「BaseCamp」というツールです。
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GarminのGPSデバイス向けに無料で配布されており、公式WEBサイト から入手可能です。
インストール方法などは特に記載しませんが特に難しいことはありません。

BaseCampを起動したらetrexを接続しておきましょう。BaseCampに最初からセットされている地図はかなり精度が低く、ルート確認の役に立ちません。
etrexを接続し、正常に認識されると、BaseCampがetrex内部の地図を読み取って使用できるようになります。
下の画像は地図メニューからetrex内の地図「OSM NIPPON」を選択しているところです。etrexを接続している間だけ使用可能です。

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地図の設定が済んだらGPXファイルをBaseCampに取り込みます。
画面左上の「マイコレクション」をクリックし、メニューから「ファイル」>「マイコレクションにインポート」を選択します。
ファイル選択ダイアログが表示されるので、あらかじめRWGPSなどで作成、エクスポートしたGPXファイルを選択して開きます。
サンプルとして、冒頭で扱ったSR600紀伊山地のGPXファイルをインポートしてみます。
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インポートが成功すると、GPX作成時のタイトルのまま、「リスト」として左上のビューに追加されます。
左下は、左上のビューで選んだ「リスト」に含まれるコンテンツが表示されています。
現在は、足跡アイコンのトラックがひとつあるだけです。
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トラックをダブルクリックすると、下の画像のようなウィンドウで、トラックの詳細情報が表示されます。
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「概要」グループに、ポイント数が25756と表示されており、行数からざっくり計算した値とほぼ一致していることが分かります。
右上の「濃いグレー」は、BaseCampやetrexにルートを表示したときの色で、ここで変更可能です。
私は「ピンク」を好んで使います。国道や県道と判別しやすく、昼間の直射日光下でも識別できるためです。
この画面の下にある「フィルタ」ボタンをクリックすると、下の画像のようなウィンドウが表示されます。
etrexのポイント数制限をなんとかする方法_c0323928_21315992.jpg

ここでトラックのポイント数を調整することができます。10000ポイント以下に絞りたい場合は、「最大ポイント数」を選んで、値を9900などに設定します。
「元のトラックを保存」は外してしまっても構いません。GPXファイルとしてデータは残っていますので、いつでも復元可能です。
OKを押すと、ポイント数が削減されたトラックが自動的に作成されます。
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上の画像で、ピンクがポイント削減後のトラック、濃いグレーが削減前のトラック、黄色い太い線が地図上の道路です。
削減後のトラックは当然ながら線が荒くなっていますが、道路から大きく外れることはありません。実用上は全く問題ないレベルです。
削減後のポイント数は6965でした。これならetrexにもルート全体が表示可能です。
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ポイント数削減のついでに、PCをウェイポイントとして登録しておきましょう。
ウェイポイントの登録により、etrexでのナビゲーション時に最高地点、最低地点と共に中継点として表示されるので、見過ごして通過してしまうトラブルを防ぐことができます。
RWGPSに課金していれば、RWGPS側で設定したウェイポイントをそのままインポートすることもできるかもしれません。私は無課金勢なのでよく分かりません(笑)

ポイント数削減とウェイポイントの設置が終わったら、作成したルートをetrexに転送します。
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左上のビューで対象のリストを右クリックし、「送信先...」を選んで、
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送信先にetrexの内蔵メモリまたはメモリーカードを選んでOKをクリックします。

送信が終わったら、BaseCampを閉じて、etrexをPCから取り外し、電源を入れて転送されたルートを表示します。
正しくルート全体が表示できたら、作業は成功です。

いかがでしたでしょうか。
まだ検証はしていませんが、最近行われたGoogleMapのアップデート以降、RWGPSで作成しエクスポートしたGPXファイルのポイント数がかなり増えているという報告が見受けられます。もしかしたら、今後は200㎞程度のルートでも10000ポイントを超えるデータが生成されるかもしれません。
そんな時の対策として、Garmin BaseCampを使ったポイント数削減を検討してみてください。


by adias_CB400SB | 2019-04-10 22:26 | 自転車
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